追記(その2)天野尚の世界

皆様、お久しぶりです。

先日、天野さんの一周忌の展示会
「天野尚の世界」を訪れて参りましたのでそのご報告を致します。

IMG_5141

場所は、新潟中央駅から徒歩10分ほどの新潟伊勢丹の7F。
会場の入り口はこのような感じでした。

A07I5569

エントランスの通路から最初の大きな空間には過去の写真展で用いられた
天野さんの代表的な風景写真が展示されておりました。

IMG_5159

今回の展示会の大きな特徴は「展示物は全て撮影可能」ということで
入場後、会場スタッフに一応の確認をした後、遠慮なく思う存分撮影させて頂きました。

IMG_5154

何度見ても、いつまで見ていても決して飽きることのない美しい自然風景と
それに対する天野さんの情熱と真摯な思いが伝わって来る大判フィルムによる写真作品。

しかし、これらの写真を見ていると、感動と同時に
楽しいお話を交えて会場を笑いの渦に巻き込みながら写真の解説をしてくれた
かつての天野さんのお姿が想い出され、悲しみも胸に立ち籠めてきました。

¥

会場の中央に設置されていた天野さんが生前に使われていた大判写真機。

主を失ったカメラからはまるで時間が止まっているかのような空気が漂い
天野さんがこの世を去ったことを強く再認識させられる展示物でした。

IMG_5388

そして、展示は静から動へ

写真展示のスペースが終わると会場再奥に
色鮮やかなネイチャーアクアリウムの水槽が目に飛び込んできました。

A07I5524

設置されたNA水槽は全部で6本。

水槽は、室内のテーブルを囲むように設置されおり
テーブルでは会場内に設置されたカフェでコーヒーやソフトクリームを購入し
席に着いてそれらを口にしながら
周りの水槽を眺めることができるようになっておりました。

IMG_5259

設置された水槽に関しまして特筆すべき点として
左手の4本の水槽はおなじみの「ソーラーⅠ」だったのに対し
右手に設置された2本の水槽は
最近発売されたばかりの「SOLAR RGB」が使われておりました。

A07I5437

この「SOLAR RGB」は「LED照明」だということで
「アクアスカイ」と同じような光を想像しておりましたが
薄暗い会場内でその光を実際に目の当たりにすると
息を呑むような美しい演色性を誇る照明器具であることが見て取れました。

また、その本体は「グランドソーラー」よりも小さく設計されているにも関わらず
一台で90×45×45cmサイズの水槽をカヴァーできるのも大きな魅力です。

A07I5477

ただし、この「SOLAR RGB」
内蔵されているのはあくまでLED電球ですので
メタルハライド電球のように水面に反射して天井にゆらゆら揺れる光が映ったり
水の動きで水中の光が屈折してキラキラと輝いたりと
真昼の自然の川の中に顔を突っ込んで水中を眺めているかのような演出性はありません。

A07I5482

今回の展示会は比較的規模の小さなもので
展示作品も最小限といったところでしたが
(それでも水槽を6本も運んだのは凄い)
スタッフにより厳選され展示された作品は
天野尚という人間のコスモロジーを見事に凝縮して伝えていたように感じました。

簡潔にして濃密、本当に素晴らしい展示会だったと
一週間ほどが経過した今も感無量の思いが消えずにおります。

A07I5450

...時が経つのは早いもので
天野さんが亡くなられてから一年が経ちました。

今回の展示会では天野さんの卓越した感性と能力から生み出された
その世界観と作品がどれほどに素晴らしいものだったかを
感動とともに改めて確認することができました。

A07I5424’

そんな天野さんの新しい作品を
もう未来永劫見ることができないのはこの上なく残念ですが
天野尚という人間が生み出し遺したその芸術の数々は
これから先の未来にも大きな感動を与え続けていくことでしょう。

Takashi-Amano-House

改めまして
故天野尚氏のご冥福をお祈り申し上げます。

 

2016年08月18日
waterlily1121

※当ブログの記事で使用している(私が撮影した)画像はPC上で色調補正などの画像加工は一切行っておりません。
(かつてフィルム写真をやっていた人間としてそのような行為に抵抗がある為)
また写真は、その場の私の肉眼に写った映像をなるべく忠実に再現するように努めて撮影しております。

追記(その2)天野尚の世界」への2件のフィードバック

  1. 先ずはデロさんお帰りなさいませ!
    やはりデロさんはNAと猫からは離れられないと思います。
    是非このまま復活してください(o^ ^)b

    それにしても展示している水槽の美しいこと!
    どの水槽も状態よく、ADAスタッフの方々の、
    天野氏の世界を残していこうと気持ちが伝わってきます。
    そして今回の記事を見て、またデロさんの故天野氏への思いも
    伝わってきました。

    180水槽は凄いの一言ですが、私は90のレイアウトも好きですね。
    このレベルのレイアウトは勿論無理ですが、少しでも近づきたいと思いました。

    最後に、画像編集無しでこの写真のクォリティ!脱帽です。

    P.S.
    展示会行きたかったけど、デロさんのような行動力も情熱も天野愛も私には足りないようですw

    • > シンゴさん
      コメントありがとうございます。
      (ここでのこのセリフも実に1年振りなわけですか)

      黒い壁に囲まれた空間に置かれた水槽は本当に綺麗でした。
      特に手間の方に置かれた180水槽は最後にギャラリーを訪れた時に見て以来
      ずっと撮影したいなと思っていたので、今回撮影できてとても嬉しかったです。
      そしてまた、おっしゃる90もまた本当に素晴らしく、
      今回の撮影の中では一番多い枚数を撮影しました。
      120Hの岩組も大人気でした。

      今回は天野さんの技法をしっかりと画像に残そうと
      前から後ろから横から細部に至るまでたくさん撮影しましたが...
      でもやっぱり肉眼で見るのとは違って
      画像だと多くの情報や感動が伝わってこなくて残念に思っています。
      (その点においてギャラリーの存在意義はとても大きい)

      画像の加工については
      かつて私が写真をやっている頃にPhotoshopが登場し、
      将来は今のような時代になるだろうなと予想していましたが
      今は撮影するときの努力より帰ってからの努力の方が大きいみたいですね(皮肉)
      ま、今我々が撮っているのは「写真」ではなく
      「画像」なんだろうなと割り切ることにしています。

      そして、NAは片付けてしまいましたが
      美しい水草の輝きと天野さんのことを忘れたことはありません。

      それではまたいつか。

      P.S.
      記事中にADAスタッフの素晴らしい努力のことを書くのを忘れてしまいましたが
      本当に素晴らしいお仕事をされていると感謝するばかりです。

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