あたしって、ほんとバカ

2回目にして悲しい記事となってしまいました。

今月初め、東京を襲った大風で

盆栽が吹っ飛んで鉢が割れてしまいました。

しかも3つ!!!


(↑第1の犠牲者:サンザシ)

初日の大風で、れいの瓷登に乗せていたサンザシが落ちて

「やれやれ…(-᷅_-᷄ )」と思っていたところ

その2日後に再び襲来した更なる突風で

寝室のベランダに置いていた紅葉枝垂れ桜が犠牲となりました…


(↑第2の犠牲者:枝垂れ桜)

小さくて軽い鉢ならまだしも

まさかこの7~8kgはあろうかという枝垂れ桜が落ちるとは思いませんでした。

そしてしかも、盆栽園さんに調べてもらったら

これと同じ紫泥の深鉢はもう売っていないのです(T . T)

 

同じもので深さ「11cm」のものはあるのですが

私の枝垂れ桜が入っていた鉢は深さが「16cm」なのです。

もちろん、浅い鉢を使うこともできますが・・・

枝垂れ桜は深鉢の方がカッコがいい!!

他の2つの鉢は

手元にも問屋さんにも代わりに使えそうなものがありますが

この輪花紫泥の深鉢は、方々に問い合わせてもまったく見つからず・・・

 

近年、本場中国の方で職人さんが次々と閉業していて

このような伝統の品物がどんどん品薄になってしまっているのです。

これは、盆栽鉢だけでなく書道の「筆」なども同じ状況のようです。

ちなみに、「輪花(りんか)」というのは

上から見てお花を型取った形のこと。

私が珈琲盆として愛用している拭き漆の盆も同じ輪花です。
(このお盆、偶然にも割れた鉢とちょうど同じくらいのサイズでした)

とても柔らかく、品のあるデザインですよね。


(↑第3の犠牲者:双幹の紅葉)

さらに言えば、盆栽の鉢というものは、

樹の年齢に相応した「使い込まれた感」があるものが好まれるので

もし仮にお店に新品が見つかってそれに入れ直したとて

それで万事解決とはいかないものなのです。

この鉢も「古い」とまではいきませんが

適度に使われた感がありその点も含めて気に入ったおりましたが・・・

前日に風の予報があったのだから

ちょっと台から下に降ろして置いておけば済んだものを・・・

とてもとてもとてもとても残念です (*・×・) チッ. . .(←自分にムカついている)

このように、陶磁器類が割れてしまった場合

昔は、陶磁器の修繕(継ぎ)を生業とする人がいて(主に中国人)

それが「ご用ないアルか〜?」と言ってよく家々を訪ねて歩いて来たものですが

今やそのような中国人たちも見なくなってしまったので修復をお願いすることもできません。


(↑金継ぎの脇に花の絵を描いて絵柄にした素敵なアイデア)

余談ですが、その中国人たちはたいてい

陶磁器の継ぎの他にも「手品」のような芸を持っていて

修復作業の合間や終わった後にそれを披露してくれて

仕事に入った家の子供などを面白がらせてくれるというサービスもしてくれました。

そのような素敵な中国人たちも今やすっかり

見掛けなくなってしまいとても残念に思っております。

(↑お前一体何歳なんだおいΣ(゚Д゚)!)

もう一つ問題があります。

盆栽の樹にはそれぞれ植え替えに適した「時期」があり

その時期以外での植え替えは樹に負担を掛けてしまうので好まれません。

そして、桜の植え替えは、花が咲く前の「2月」

紅葉の植え替えも「2〜3月」くらいですから

良い鉢が見つかったとして植え替えはできません。

特に、サンザシと紅葉はこれからの季節に鑑賞するものですから

その時に鉢が割れているというのは何とも残念なことです。


(↑土を変えずに大きめの鉢にそのまますっぽり入れてしまうのもありかな?)

今までこんなことはなかったのですが

この数年で鉢の数が一気に増え、置く場所も様々になったので

手痛い勉強をすることになってしまいました。

これを教訓に今後は重々気をつけたいと思います。


(↑金継ぎしようかと思いましたがこんなにバラバラでは・・・)

もし、これから盆栽を始めようと考えている方がいらしたら

是非、今回の私のこの記事を心に留めておいて下さい。

盆栽は、強い風が吹いたら倒れない台にしっかりと紐で固定するか

若しくは地面の高さに避難させる!

 

今回は被害は鉢だけで奇跡的に枝一本も折れませんでしたが

鉢もまた樹と一緒に育てていくものですから

樹も鉢も、どちらも末長く大切にしてやって下さい。

(-᷅_-᷄ ;)◟はぁ〜〜〜〜〜・・・

 

 

【本日の音楽】

Laura Pausini – Se Fue